ビットコイン業界の最先端、世界の大手取引所とは

日本でも認知を得て、ビットコインは徐々に一般に広まりつつあるが、まだ日本の投資家の多くが足を踏み入れていない最先端の暗号通貨の世界がある。それが、オルトコイン取引所と呼ばれる業界である。

オルトコイン取引所とは国内大手のビットフライヤーや、国内先駆者のコインチェックなどの企業とは異なる。こうした国内の事業者が本人確認などの手続きを経て、一般投資家が安全にビットコインの売買ができるように支援するサービスである。サービスを利用することでビットコインの所有権は個人に紐づけられ、免許証のコピーや住所などの個人情報を提供する見返りに、ビットコインの管理を簡単にできる。

一方で、海外の大手取引所は言わば西部の最前線であり、そこではよりビットコインらしい熾烈な暗号通貨トレーディングが行われている。数ある取引所の中でも、取引額が2017年8月現在2番目に多く、またアメリカを本拠地とする取引所で最大のビットトレックス(Bittrex)はその大手取引所の一つである。



サインアップしてみるとわかるが、まず驚くべきはトレード可能な通貨ペアの数である。トップ画面にはすべての通貨がリストアップされ今注目を浴びているコインが表示される。

その数は2017年8月現在で400コイン近い。そのそれぞれのコインが別々の値動きをしており、トレードの機会を狙ってオルトコインデイトレーダーたちが戦いを繰り広げている。トップページはオルトコインの変動がいかに激しいかを物語る。本日上昇幅がもっとも大きかったコインは1日で100%、つまり倍増している。

一方、本日の24時間で最も下落した価格は22%である。そもそも何もないところからのスタートであるオルトコインは、上がれば数倍、落ちても数十パーセントのロス(ただし取引不能になった場合は換金できなくなるためゼロ)という性質を備えている。まだ黎明期のオルトコインはどちらかというと上がることの方が圧倒的に多いため、驚異のブル(上昇)市場であり荒稼ぎするデイトレーダーたちが集まっている。

なお興味深いことに、オルトコイン取引所では、本人確認や銀行口座の登録などは不要で取引が可能である。なぜなら、取引所は一切現金を扱わず、ビットトレックスやコインチェックなどのサービスで購入したビットコインを送金し、そのビットコインを元手にオルトコイントレーディングを行うサービスであるためだ。一切現金を扱わず、見方によってはオンラインゲームと同じである。

サービス全体だけでなく、取引所という企業自体が一切現金を扱わず、ビットコインだけで完結するため、非常に暗号通貨らしいのが取引所の特徴。また手数料は、現時点で0.25パーセントだ。例え100円分のオルトコインを売買したとしたら、手数料はわずか0.25円相当で済むため、誰でもトレーディングに入りやすい。

アカウント解説からビジネスモデルまですべてが暗号通貨でできている、オルトコイン。ビットコインの知名度アップに伴い、今後国内でもサービスが広まっていくことが期待される。

Bittrex
GMOコイン

取引所と販売所に加えて仮想通貨FX取引もできるGMOコイン。かつ上場企業のGMOグループで安心。手数料が安く主要オルトコインも取引できる。アプリも完備で現在最も使える取引所

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バイナンス

バイナンスは150種類以上の仮想通過を取引できる海外の世界トップ規模の取引所。日本円での直接購入はできないため、一度ビットコインを購入してから送金して利用する。

英語なのが難点

ビットバンク
bitbank

アルトコインの取引所があるため、低い手数料で直接アルトコインが購入できるのが特徴。しばらく前までは売買手数料無料キャンペーンを行なっていたが、現在は有料化されている。

セキュリティに力を入れており、世界的にも高い評価を獲得している。

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