本日19日、ビットコイン(BTC)のマイナーによるSegWitへの賛同のシグナル期間が開始される。今後に控えたBIP91と呼ばれるシステムのアップグレード提案に対して、今から2日半の期間にビットコイン採掘を行うマイナーの80%以上がシグナルを通じて賛同すれば、SegWitが採択される。
すでに80%弱位のマイナーがSegWitを支持するシグナルを発していたが、提案採択に向けては特定の期間である今後2日半の間にシグナルを出すマイナーが80%に達するかどうかが焦点となる。
SigWitが支持された場合は、危惧されていたビットコインの分裂の可能性が低下するため、市場の安定化に結びつく見込み。
市場はすでに昨日のビットメインがSegWitに賛同する見込みとのツイートもあり、ビットコイン相場は他の通貨であるオルトコインを含め、イーサリウムを筆頭に上昇していた。
一方で、ビットコインの分裂可能性は現状ではまだ残っている。国内大手取引所のコインチェックは通貨分裂の可能性が残る8月1日に一部の取引を制限することをメールでユーザーに通知した。
日本時間の取引では朝方に26万円台で推移していたビットコインは一度25万円を切る水準にまで下落、その後は巻き返すように再度上昇して現在は26万円以上の価格で推移している。
イーサリウムも朝方に2万7千円台まで急上昇した後、まもなく2万3千円を下回る水準に下落、その後ビットコインと歩調を合わせて上昇し、現在は過去1週間の最高値圏である2万7千円台で推移している。
今後2日間はSegWitにどれだけのマイナーが実際にシグナルを出すかに市場が反応する可能性がある。
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