ビットコイン相場は続伸して、現在は120万円台を推移している。
1年以上に渡る低迷期を経て、今年半ばには一気に上昇、7月上旬に一時期140万円台に到達した。
7月に入ると徐々に勢いを失ったと思われるが、100万円台を割り込むことはなく、8月に入ると再び上昇を始めた。
無数のアルトコインが上昇していた昨年のバブルとは異なり、今回の上昇はまだビットコイン(BTC)が主導している。オルトコインの代表であるイーサリウム(ETH)に至っても、まだ2万円代を推移している。
人々がビットコインへの信頼を取り戻しつつあるのかは分からないが、仮想通貨を巡る動きは再び活性化している。
2019年8月にはアマゾン、グーグルも仮想通貨の取り組みを発表した。その取り組みは各社共に強みを生かしたものとなっている。
グーグルではBigQueryを用いてブロックチェーンのデータを分析できるようにできる。これにより分散型アプリケーションの開発が促進される。
アマゾンではクラウドサービスのAWSを通じて、アマゾン・マネージド・ブロックチェーンを提供する。このサービスを使えば、企業は簡単に独自のブロックチェーンを立ち上げることが可能になる。
例えば、ネスレ、アクセンチュア、ソニーミュージックなどが利用しているそうだ。
フェースブックは独自の仮想通貨であるリブラの発行に向けて動いている。米規制当局からは、規制対象との通知を受けて迅速な導入には疑問もあるが、同社としては自由な資金決済手段としてリブラを成功させる計画である。
アップルの具体的なプランはまだ公表されていないが、具体的な計画が明らかになり次第フォローしていきたい。
今回のビットコインの急騰はバブルというよりも、これからの本格普及に向けた投資が始まったと理解してもいいのではないか。
下落した際も100万円を割らなかったことから、今後の下落ポイントは、買い増しの時期かもしれない。
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