ビットコイン(BTC)の採掘事業者大手ビットメインは、17日公式ツイッターアカウントでSegWit2Xをシグナルするとのツイートを発表。
これにより、8月1日に同社が予備計画としていたUAHF(ハードフォーク)によって2種類のビットコイン通貨へと分裂が起こる可能性は減少する。
ビットコインは分散されたインフラで運用され中枢が存在しないため、ソフトウェアのアップグレードは提案に対してシステム参加者の賛同(シグナル)が必要となる。今回、不安視されていたのは、十分な数のノードがSegWitと呼ばれる技術的なアップグレードに参加しない場合、ビットコインが新旧二つのコインに分裂する可能性があることだった。
こうしたケースとなった場合、大手マイナー事業者のビットメインが独自の方式を採用するために通貨を分裂させる予備計画を発表、これが「ハードフォーク」と呼ばれ、ビットコインへの懸念を高め、最近の下落の一因になっていたと見られる。
17日にはビットコインを運用する多数のノードでSegWitの採用をシグナルする傾向が見られ、この流れに合わせてビットメインはSegWitシグナルを発したと見られる。
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