2018年に入り1週間の急上昇を経て、ビットコインは一気に下落に転じ、今では1ビットコイン100万円を一時割り込んでいる。やや回復を見せているものの、韓国での規制や、日本のコインチェックのハッキングなど、ネガティブなニュースも多い。
投資家としては、究極的には2つのシナリオが考えられる。一つ目は、これがバブル崩壊の最初の兆しであるということ。第二に、これは通常の調整であり、買い時であろうという考え方だ。
まず今回の下落の規模であるが、一時200万円を超えたと思ったら、すぐに100万円を割り込むのは大暴落ではあるが、仮想通貨に限って言えば、それほど珍しい下落とも思われない。70万円の価格が35万円になったのと同じことである。それでも、より金額が大きいため、今回は大きく感じれらる。実際、これまでの数年間、1月には半分近くにまでビットコインが暴落するのが毎年のように起きている。そして、その翌月2月には70%程度上昇することも珍しくない。
次に、韓国の規制は、今後政府の規制が高まっていくというトレンドを象徴しており、この大きな流れは市場の成熟化に伴って続いていくだろう。まだ米国では大きな規制は行われていないが、徐々に世界的に規制が高まっていくのは間違いない。
最後にコインチェックのハッキングは非常に大きなニュースであるが、それよりも世間を驚かせたのは、コインチェックが自己資本で補償を発表したことである。オルトコインの一つにすぎないNEMだけで実に500億円以上の預かり資産があったというのは、驚きの規模ではないだろうか。おそらくその何倍もの預かり資産があるはずであり、その手数料は膨大な利益を生み出していると予測される。
また、ブロックチェーンそのものが革命的な技術であることは間違いない。ドットコムバブルが仮想通貨の利益だとすれば、ブロックチェーンはインターネットそのものである。そして、ドットコムバブルは一気にインターネットを消費者の間に浸透させる原動力となった。そう考えると、まだブロックチェーンは新しい技術であり、浸透までには時間があると考えることもできる。
短期的な値動きは非常に大きいが、仮想通貨はバブルの終わりなのか、あるいは単なる一時的な調整なのだろうか。そう考えると、投資戦略にも大きく差が生じるだろう。
コメント