イーサリウム(ETH)のプラットフォームを利用した新規コイン発行が相次ぐ中、驚くべきコインの発行で700万円以上のイーサリアムを集めたコインがある。
UETと呼ばれる新規通貨は7月11日にICOを完了した。UETはUseless Ethereum Tokenの頭文字を取った通貨名であり、その機能は驚くべきことに何もない。
「これは冗談なのか、詐欺なのか?」というFAQセクションへの回答に、発行者は「どちらでもない」と回答する。「これは実際に100%誠実なものだ。文字通りネット上の誰かにお金を渡し、見返りに使えないトークンをえることができる。」
「ネット上の他人にお金を渡し、それを受け取って買い物をする。正直なところエレクトロニクスを買うだろうし、できれば大画面テレビが買いたいー本当はこんなトークン買ってはいけない」と宣伝された公式サイト(https://uetoken.com/)は「世界初の100%正直なイーサリウムICO」を標榜する。
正体不明の開発者は週末にイーサリアムのスマートコントラクトを使ったスクリプト言語、Solidityについて勉強し、GitHubなどの公開コードを参考に新規通貨を開発したと記載されている。そのウェブサイトのフォーマットは最近のICOのウェブサイトに似て、同じページ内に多くの情報が詰まっている。
この風刺的なICOには実際に投資家が賛同し、310イーサリアム、当時の価格で63,839ドルが集まった。これに対して開発者は約束通り3,965,716のUETコインを発行する。
開発者はこの収益で53台のテレビが購入可能と公式ウェブサイトに記載している。この流れを受けて、取引所のHitBTCではUETのコイン売買を開始することを発表した。
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