国内大手のビットコイン取引所、コインチェックは本日12時から一時的にビットコインの入出金を停止する方針、利用者にメールで通知した。
一時停止の上、この期間、他のウォレットからコインチェックのウォレットには送金しないようにユーザーに呼びかけている。万が一送金された場合の対応は不明だが、「反映は一時停止解除後」になるとの記載があることから、すでに受け取り予定がある場合に、なからずしも受け取れないとは限らないようだ。
2017年7月23日、ビットコインについて分岐が発生する可能性がございます。当初同様の分岐は同年8月1日に起こると予想されておりましたが、同年7月21日時点において上記日時に繰り上がる可能性がございます。
この措置は一般社団法人日本仮想通貨事業者協会(JCBA)の合同でのポリシーであり、同協会の公式サイトでも、協会メンバーの以下の取引所が本日より取引を停止すると発表している。
- ビットバンク株式会社
- 株式会社ビットポイントジャパン
- QUOINE株式会社
- 株式会社フィスコ仮想通貨取引所
- コインチェック株式会社
- BTCボックス株式会社
- テックビューロ株式会社
- GMO-Z.comコイン株式会社
- 株式会社CAMPFIRE
- ビットトレード株式会社
- バイクリメンツ株式会社
- 株式会社東京ビットコイン取引所
- みんなのビットコイン株式会社
なおこのリストからわかるように、国内最大手で既存大手金融機関を株主にもつビットフライヤーは含まれていない。ビットフライヤーは通貨分岐が発生する可能性のある8月1日に備えて、7月31日より取引を一時停止するとの発表をすでに行っているが、今回の同団体のように23日より停止する発表は今日現在行われていない。
23日より停止する理由が分岐の可能性があるというのは、やや不明瞭な感がある。現在行われているSegWitの採択状況が判明するのが本日であるが、これが採択されれば8月1日に起きる可能性があるハードフォークはますます可能性が下がるのであって、これにより本日分岐するとは考えにくい。
実際にはSegWit採択の可能性が高まっていることから、ビットコイン(BTC)は31万円台で取引され、ここ数日は急上昇している。
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