8月1日に予期されていた通り、ビットコインキャッシュは10年近い歴史を持つビットコインから分岐、新たな暗号通貨が誕生した。
8月1日に31万6千円台をつけていたビットコインは、分岐時に29万円を切る水準まで一時下落した。ビットコイン保有者には同じ枚数のビットコインキャッシュが付与されるため、ビットコインキャッシュの価値と同じ金額分、ビットコインの価格が下落することは自然である。
一方で、現在はビットコインはすでに30万円台を回復している。CoinMarketCapによれば現在のビットコインキャッシュの価値は7万円台であり、また存在する枚数は当初は同じなので、ビットコイン、イーサリウムに続く第3位の通貨になっている。
またビットコインの価格が理論通りに下落せず30万円台を回復していることから、この分岐を通じて先月末のビットコイン保有者の資産は30万円台から、ビットコインキャッシュ分を加算すると37万円台に拡大したことになる。
これは間接的に、ビットコインの一連の分岐への不安が解消したことを示すことになる。なお、国内最大手のビットフライヤーはビットコインキャッシュを取り扱うことをユーザーにメールで正式通知した。これによって、国内投資家もビットコインキャッシュの売買が可能になる。
イーサリウムは今回の分岐の影響を受けないが、8月1日にには一時2万2千円を切る水準まで下落したものの、現在は2万4千円台を回復している。
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