ビットコインは今週弱気な推移が続いている。50万円台を試す動きであったが、徐々に45万円を行き来、数日前からは40万円台前半で推移しており、つい先ほどは40万円を割り込んだ。現在は若干回復しているが、一旦底に達したかどうかは判断が難しい。
前回、ビットコインのSegWitの採択が不透明な状況では20万円を割り込む水準まで下落したことは記憶に新しい。その後、ハードフォークによりビットコインキャッシュが誕生、スムーズにフォークが進んだことを受けて相場は急激に上昇した。
直近ではこのような技術的な課題は特に意識されていないが、次回の技術的なマイルストーンは11月に予定されている。米ドルで約4000ドルとなるこの水準が、ビットコインの安定する価格だと見る投資家もいるが、ビットコインの流通量が限られている以上、利用者が増えればその分価格が上昇することは構造的に決まっていることであり、長期的にはまだ上昇余地があるだろう。
ただし、理論上の上昇を大幅に上回る価格の高騰を最近に経験しているだけに、短期的な調整がまだしばらく続くのか、どれくらい続くのかは予想が難しい。
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