ビットコインはドルや円などの実際の通貨との取引が行われているが、ビットコイン以外にも数百のオルトコインと呼ばれるコインが存在する。ビットコインが高騰する中で、以前からビットコインに関わっているトレーダーたちはその目をオルトコインに向けている。
ビットコインは過去半年間で3倍近くに高騰するなど、大きく価格が上昇した。このような機会はオルトコインであれば、より頻繁に、そしてより短期間で存在する。たった1日でオルトコインの価格が倍増することも珍しくない。
ビットコイン黎明期から投資を行っている熟練トレーダーの話によれば、オルトコイン市場ではあらゆるトレーダーの手法が駆使されている。例えば、ウォールと呼ばれる手法では、買う予定のない大量の注文を低めにだし、また売る予定のない大量の注文を高めに出す。
どちらの取引も規模が大きすぎて実行されないが、一般のトレーダーはそのレンジの間で取引することになる。これを仕掛けたトレーダーは、そのレンジ内で売買を確実に行うことができる、という手法である。
買う予定のない注文を大量に出したりすれば、株式市場では市場操作と疑われ、何らかの証券関連の政府から睨まれる可能性がある。ただし、このように誰にも監督されない暗号通貨市場では、あらゆる手法が駆使されている。
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