7月19日の未明、アメリカ時間での取引を終えたイーサリウム(ETH)市場は急騰し、1日で30%近い上昇を見せた。
同じくビットコイン(BTC)も5%以上の回復を見せ、今週の下落分を取り戻した格好だ。ライトコインも3%以上上昇するなど、すべてのコインで上昇が見られている。
その一つの要因として昨日のビットメインによるツイッター声明により、ビットコイン分裂の懸念が和らいだことが考えらえる。これを受けてシステムの安定性への見通しが改善し、投資家がより積極的にビットコインを購入、市場の反転をみて参入を待ち構えていた新規投資家からも買いが入ったのではないか。
ビットコインの分裂をめぐっては、現在BIP91と呼ばれる提案への賛同率が上昇中で、76%が支持をシグナルしている。採択には80%の合意が必要となるため、まだビットコインの行方は確実には決定していない。分裂の可能性はまだゼロではない。
その中でイーサリウムは新規通貨発行(ICO)の払い込みにも使用されることから安定的な需要と将来性を認められ、市場への関心の高まりに合わせてビットコインを上回る成長を続けている。
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